うつ病の本当の原因とは?
うつ病の原因と思われている様々なこと
遺伝的要因
そもそも、子供のころから、内向的な人、外向的な人がいます。大人しい人、エネルギッシュな人。そういう意味ではもしかしたら、遺伝的要因というのもあるかもしれませんが、それは原因ではありません。
あくまでうつ病になりやすい傾向があるといったところでしょう。
脳の病気
うつ病は脳内のセロトニン不足による病気と思われがちです。そのため、日光浴をしたり、食事改善、運動、瞑想などによってセロトニンを増やすことが効果的などという情報もあります。
では、なぜ薬でセロトニンの分泌を調整しても、うつ病が治らないのでしょうか?
それはそれが決定的な原因ではないからでしょう。
環境的要因
大切な人の死、失恋、親の介護、出産、子育て、親が感情的で支配的、などストレスを感じやすい環境に身を置いていることも、うつ病に陥りやすいと言えます。
心理的要因
実はこの心理的要因が非常に大きいと言っていいでしょう。
愛情不足ではなく、「我慢して自分を表現できないことによる慢性的なストレス」が原因であると思っています。
うつ病の本当の原因はこれ
性格×環境=うつ病
うつ病は性格と環境との相互作用によって発症すると考えています。
自分の物事の考え方によってストレスの度合いも違います。
傷つきやすい人、落ち込みやすい人は、そのような特有の考え方をしているのです。
考え方は生まれつきのものではなく、変えることができるので遺伝によるものではありません。
さらに、そのような人が、過酷な環境に身を置いていると、ストレス過多によりうつ病が発症すると思われます。
なので、うつ病の人が取り組むべきことは、
- ストレスフルな環境から離れること
- 考え方や行動を変えて、ストレスを溜めにくい生き方をすること
この二つが重要になってきます。